中央銀行の役割
金融政策とは、各国の中央銀行が景気をコントロールするためにマネーサプライ(通貨供給量)や政策金利を調整する政策をいいます。
中央銀行とは、日本の日本銀行(日銀)、米国のFRB(米連邦準備理事会)、ユーロ圏のECB(欧州中央銀行)など、一国の中枢的地位の銀行をいいます。中央銀行は、定期的に金融政策について話し合う会合を開催します。
日本では日銀政策決定会合、米国ではFOMC(米連邦公開市場委員会)などと呼ばれています。
政策金利とは
日本の無担保コール翌日物金利や米国のFFレートなど、中央銀行が景気の刺激、あるいは過熱感を抑える目的で調整する金利を『政策金利』といいます。各国の金融政策は、為替相場に直接影響するため、常にその動向を注視する必要があります。
CPI(消費者物価指数)と政策金利
アメリカのCPI(消費者物価指数)は、一般消費者がモノやサービスに対して支払った価格の動向を示すもので、都市部を調査対象としています。全体(商品・サービス)の指数もさることながら、価格変動幅の大きいエネルギーと食品を項目から除いた「コア指数」が特に重要視されます。
アメリカの物価指数には、CPIの他にPPI(生産者物価指数)もありますが、為替ディーラーは一般的にCPIの動きに注視しています。それは、アメリカの金融政策を決定するFOMCは、CPIを景気判断材料として重視しながら、政策金利を決定する傾向が強いからです。
日銀短観
企業短期経済観測調査が日銀短観の正式呼称です。海外でも『TANKAN』と呼ばれ親しまれています。
これは、日本銀行が、資本金2千万円以上の国内企業を対象に、業績や雇用情勢、設備投資などの実態を把握するために行う統計調査です。日銀短観の数値は、国内景気の動向を把握するのに用いられ、なかでも企業の景況感を表す業況判断指数が注目されます。
調査実施の翌月に発表されるという速報性、回収率の高さなどから、指標に対する信頼性や注目度も高いのが日銀短観なのです。